本と穏やかな暮らし

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【呪物を探して旅する兄弟の不思議な物語】 |『願いの桜』 佐藤 さくら

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今回読んだのは、佐藤さくらさんの『願いの桜』。

千蔵呪物目録シリーズ第2弾。

 

 

 

 

第1弾の感想はこちら↓

 

www.chihirobook.com

 

 

 

 

 

 

『願いの桜』のあらすじ

 

駄菓子屋兼骨董店を営む宗助は、中学生の亜佐美から、願いを叶えてくれる桜があることを知る。話をしている亜佐美の様子を訝しみ、宗助が調べたところ、亜佐美のクラスメイトの2人が原因不明の体調不良により学校を休んでいることを知る。嫌な予感がした宗助は、祖父の代からの知り合いで呪物に詳しい朱鷺に助けを求めることに。呪物を探して旅をする少年朱鷺とその兄冬二が遭遇する不思議な出来事とは。千蔵呪物目録シリーズ第二弾。

 

 

 

 

『願いの桜』の印象的な言葉

 

今でも青葉は誰もが互いに優しい世界になるべきだと思っているし、そうならないのは正しくないと思う。でも、それを他者に強要する権利はないのだ。人を苦しめてまでそうする権利は。

『願いの桜』(創元推理文庫) 佐藤 さくら より

 

 

 

 

『願いの桜』の感想

 

千蔵呪物目録シリーズ第二弾です。

兄弟の過去については1作目で出たので、本作は主軸のストーリーを十分に堪能することができます。

そのため比較的薄い本ではあるんですが、内容はしっかりとあって読みごたえは充分でした。

 

本作の主人公は駄菓子屋兼骨董店を営む宗助。奇妙な言い伝えに目がない彼は、ふと旅に出たくなる病が頻繁に発生し、都会で就職するも上手くいかず、ついには家族にも勘当される始末。

そんな宗助を温かく迎えてくれた町の人に恩返しをするために、町の人からの雑用ともいえるお手伝いを積極的に行っている。

また、過去には神様を祀っている村に行ったときに、不思議な子供、鈴を見つけ(拾い?)一緒に暮らすことになったこともストーリーの中で大事なポイントとして描かれています。

 

このシリーズを通しての物語のメインは、兄弟の目的である呪物を集めることなんですが、ついついそのことを忘れて、桜や鈴の正体、原因不明の体調不良の原因についての方に目がいきがちでした。

最後に呪物が登場し、「あぁ、そういえばそういう話だった」とふと思い出したりしてしまいました。

 

呪いの話ではありますが、ホラー要素はないので楽しく読むことができました。

 

 

 

 

 

終わりに

 

本作はとても読みやすくさくさく進むので、隙間時間に読むのに最適でした。

ここ最近は重厚なミステリーなど、一度読み始めたら最後まで読んでしまわないと難しい本が多かったので、こういった本は本当に助かります。(決して軽く見ているわけではありません)

 

次作も楽しみです。

 

 

 

 

 

 

 

 

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