今回読んだのは、有川浩さんの『イマジン?』。
『イマジン?』のあらすじ
夢を諦め、夜の世界でバイトとして日々を過ごしていた良井良助、27歳。
先輩の就職により声をかけられ、憧れの映像制作の現場で働くことに。
業界のことが分からないまま無我夢中で働いていく中で良助は、仲間たちが作品に向ける熱意に思いを募らせていく。
涙と笑顔と元気が湧いてくる、連作短編集!
『イマジン?』の印象的な言葉
好きだったんですか? ―――などということは訊かないが大人の作法である。
『イマジン?』(幻冬舎) 有川 ひろ より
『イマジン?』の感想
かなーり久しぶりの有川ひろさん。改名?されてからは初めて読んだ本になります。
この疾走感は懐かしいですね!!
最初は主人公が変わる短編集かと思っていたのですが、ちゃんと連作となっていました。(『シアター!』みたいな感じを想像していました)
主人公が明るく前向きの猪突猛進タイプで、それでいて大きなヘマもなくて、個人的にはすごく読みやすかったです。
たまにお仕事小説って、主人公が凄いやらかしをして・・・みたいな展開があって、読むのがしんどい時があるんですが、これは読むのが止まることなく楽しく読み進められました!
他の方のレビューを読んだところ、どうやら実話があるらしいんですよね。
私は業界の噂とかは全く詳しくないので分かりませんでした。
ただ、映画化の話は、なんとなく作者の思いも入っているのかなーと思いました・・・。(憶測です)
有川さんといえばベタ甘展開だと思うんですが、本作は恋愛要素は少なめです。完全にお仕事小説でした。
次は、「これぞ有川さん!」みたいな、甘々な作品も読んでみたいなと思いました。
終わりに
久々にスカッと気持ちの良い小説を読みました。
最近、暗めのミステリーやファンタジーばかり読んでいたので、たまにはこういうジャンルを読むのも良いですね。
有川さんの次の作品も楽しみにしたいです(^^♪
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