今回読んだのは、恩田陸さんの『ドミノin上海』。
『ドミノ』の続編とのことですが、前作を読んでいなくても話は分かる内容となっています。
『ドミノin上海』のあらすじ
今回の舞台は国を超えて上海に!ホテル「青龍飯店」を軸に繰り広げられる思惑。見知らぬ同士が重なった時、一気にドミノ倒しが始まる。25人と3匹が登場する圧巻のエンタテインメント小説。
『ドミノin上海』の印象的な言葉
人生における偶然は、必然である―――。
『ドミノin上海』(KADOKAWA) 恩田 陸 より
『ドミノin上海』の感想
少し暗い雰囲気が多い恩田陸さんの作品の中では珍しいドタバタエンタメ作品となっています。
一見関係無いように見えるたくさんの登場人物たちにより、ドミノ倒しのように話が進行していくので、スピーディーでとっても面白いです。
途中で何度もクスクスと声を出して笑ってしまいました。
前作の『ドミノ』の登場人物たちのことはすっかり忘れてしまっていましたが、読んでいく内に、この多数の登場人物がワチャワチャ出てきて繋がっていく感じを思い出しました!
一見、登場人物の多さに訳が分からなくなりそうですが、そこを読者に見事に理解させる恩田さんの筆力はお見事としかいえません。
色々と突っ込みどころはあるのかもしれないけど、そんなもんどーでもいいわ!とぶっ飛ばすような勢いがあり、読んでて楽しかった一冊でした。
また続編出て欲しいな。
終わりに
やっぱり恩田さん好きだなー。
作品によってガラリと雰囲気を変えることが出来るのは本当に凄い。
今年は恩田さんの作品を読み返そうと思っていたのに、他の作者の新刊を読んだりして全然進んでいません・・・。
どこかのタイミングで「恩田陸さんの作品だけを読む週」みたいなものを設けようかな(笑)
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