千尋の読書感想文

読んだ本について感想を書いています。たまに映画や絵画鑑賞、暮らしのことも

『宝石鳥』 鴇澤 亜妃子

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今回読んだのは、鴇澤 亜妃子さんの『宝石鳥』。

 

 

 

 

☑第二回創元ファンタジイ新人賞受賞作

 

 

 

 

『宝石鳥』のあらすじ

 

神の遣いである宝石鳥の子孫が治める南の島、シリーシャ島。

島では女王の即位式とカーシュ・ルフと呼ばれるお祭りが行われようとしていた。それは島の住民しか知らない謎の儀式であった。

肖像画のモデルである謎の女性の影を生涯追い続けた天才画家、飛行機事故で最愛の妻を亡くした天才音楽家、学術調査に出かけ事故で帰らぬ人となってしまった婚約者の真相を追う美大生。この3人の物語が1つに重なり合ったとき、島の秘密が明かされる。

死と再生をテーマにしたファンタジー小説。

 

 

『宝石鳥』の印象的な言葉

 

「だから、受け取る人間を間違えたらいけないんだよ」

   『宝石鳥』(東京創元社) 鴇澤 亜妃子 より

 

 

 

 

『宝石鳥』の感想

 

2段組の重厚感溢れる本でした。

異世界ファンタジーというよりかは、現代に世界観が似ていて民俗学的な要素があった物語でした。物語に出てくるシリーシャ島は、私はフィリピンやインドネシア辺りにある島を想像しました。

過去から現代までの100年の時を交差しながら1つの結末へと向かっていく様子は、読んでいてワクワクしました。最初は時系列を把握するのが難しかったです・・・。

最後は怒涛の展開となっていくのですが、その展開についていけず、宝石鳥や骨欠け子など結局よく分からないまま物語が終わってしまいました。私の読解力不足もあります。

青鷺は人間ではないということで良いんでしょうか。どう考えても年齢は100歳を超えているし。そうなると、ジーヴェも人ではないんでしょうか・・・。疑問が残ります。

 

 

終わりに

 

全体的には好きな雰囲気の物語でした。

異世界のファンタジー小説も好きなんですが、こういう民族的な要素がある現代ファンタジーも好きです。

新人作家さんということで、今後の活躍に期待したいですね。

すでに次の作品が出ているようなので、読んでみたいなと思います。

 

 

 

 

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