千尋の読書感想文

読んだ本について感想を書いています。たまに映画や美術館、ライフスタイルのことも

『影の棲む城 下』 L・M・ビジョルド【ネタバレあり】

今回読んだのは、L・M・ビジョルドの『影の棲む城 下』。

 

影の棲む城〈下〉 (創元推理文庫)

 

 

 ☑ヒューゴー、ネビュラ、ローカス賞受賞

 

 

あらすじ

 

命を助けてくれたアリーズのお城で、ある呪いに関わったイスタ。自分に何が出来るのか分からない中で、非常にも神はイスタの前に姿を見せ続ける。第二の視覚を得た彼女に課せられた使命とは。そして、敵国の襲撃に耐えることが出来るのか。最後にイスタの恋も動き出す。

 

 

印象的な文章

 

「わたしは神に呼ばれ、それゆえにここにいるのだわ」

     『影の棲む城 下』(東京創元社) L・M・ビジョルド より

 

 

 

感想

 

あっという間に読めました。怒涛の展開でとても面白かったです。

個人的に好きだったのはアリーズの奥さんのカティーラ。魔を受け入れて、死んでしまったアリーズを生き返らせたり、子供が出来ないから意識不明状態の弟に迫ったり・・・とにかくめちゃくちゃな行動ばかりしている彼女ですが、それはただ夫が好きすぎるだけの行動なのです。愛は盲目なのか愛が重いのか依存症なのか・・・。

最終的には城主の妻としてあるまじき行動をしてしまい、アリーズから失望され失意の中で彼は亡くなってしまうのですが・・・。それでも葬儀後の彼女はイスタに敬意を表したりして、しっかり者の描写があるので、本当はちゃんとした女性なんだと分かって一安心。

そしてイスタも最後にイルヴィンと両想いに。上巻では思いつかなかったカップルでした。40歳だって恋愛しても良いんです。むしろ様々な経験をしてきた分、恋愛には慎重になる中で「この人となら」と思えたのならきっと二人は幸せになるのでしょう。

恋一つで善にも悪にも染まるという物語でした(笑)

 

 

終わりに

 

チャリオン・シリーズは三部作なんですが、次は今までの登場人物が出てこない上に少し評価が低いので、読むのは控えようかと考え中。

同じ世界観でペンリック・シリーズというのがあり、そちらの評価が高いので先にそれを読もうかな・・・。

 

 

 

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