千尋の読書感想文

読んだ本について感想を書いています。たまに映画や美術館、ライフスタイルのことも

『恋にあっぷあっぷ』田辺 聖子

今回読んだのは、田辺聖子さんの『恋にあっぷあっぷ』。

 

 

あらすじ 

大人の恋愛小説。主婦のアキラは今の生活に満足していたが、隣に越してきた夫婦(夫)と仲良くなることで、自分の今の環境をを客観視していくようになっていく。

夫に恋人、そしてパトロンという3人の男性がいるアキラ。恋多き女の贅沢な話かと思いきやそうではなく、アキラの自立の物語となっていくのである。

 

 

感想

1日数時間のパート生活で、夫に尽くした生活を送るアキラみたいな女性は、日本にはたくさんいるでしょう。それが幸せな人もたくさんいると思います。事実、私は今の生活はとても幸せです。(夫に尽くしているかと言われると「はい」と言えませんが・・・)

ですが、夫とは違う男性達と接することで新しい世界を知り、当たり前と思っていたことがそうではないと気付いたとき、自分の世界が崩れていったアキラが、自分が好きなものを見つけた時の幸せな感情というのを大切にしたいと思うのも分かる気がします。

体の関係はありませんでしたが、二人きりで会っているというのは世間体では不倫ということになってしまうのでしょう。

ですが、アキラみたいに不倫相手と一緒になりたいだけではなく、自分の世界を守るために離婚を決意するのは私は尊重したい気がします。これは女性のエゴなのでしょうか。

この本を読んで、女性の自立ということを考えさせられました。

 

 

 

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