今回読んだのは垣谷 美雨さんの『結婚相手は抽選で』。
タイトルに惹かれて読んでみました。
あらすじ
少子化対策として国が出したのが「抽選見合い結婚法」という法令。
未婚の男女が抽選で見合いをさせられるという、なかなか突拍子もない政策。
3回断れば僻地でテロ撲滅隊の一員として強制で働くことになり、断られた分には特に制限はなく何回でもお見合いが出来るという設定。
そうなると、施行前に慌てて結婚する人、理想が高く2回断ってしまってわざと悪者になって振られようとする人、ずっと振られ続けるという現実を突きつけられる人・・・と様々。
この作品では、彼女いない歴=年齢のアキバ系青年・田舎で母親に束縛される看護師・プライドが高く彼氏にプロポーズするも振られるOL…が出てきます。
感想
設定が設定なのでコミカルに話は進みますが、これって結構現実でもありそうだよなーと思いました。
この作品の女性達が結婚できない一番の原因って母親なんですよね。親に依存する娘と娘に依存する親。そりゃあ、男性は引いてしまいます・・・。私の周りでも結婚していない子はほぼ親と同居しています。自立していないのに理想だけは年々上がっていき、良い条件の男は少なくなっていく…という悪循環。こればっかりは本人の気持ち次第なので、こちらから言ったところで何もしないでしょう。
結婚は絶対すべきだとは私は思いませんが、結婚したいなら相手を査定するばかりじゃなく、まずは自分を見つめなおすことが近道かもしれませんね。
…と偉そうに言いつつも、私もいつ離婚を言い渡されるのかなんて分からないので、相手への思いやりを忘れずにこれからも過ごしていきたいなと思いました。
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